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  • 2018/12/21 02:25

    自己紹介をすると僕は神奈川出身の32歳。


    服飾学校を卒業後にアパレルメーカー数社で
    7年程 生産や営業をやっていた。


    会社員の頃 自社ブランドの企画をやりたいです。こういう物があれば売れます。
    こういう風に売っていけば売れます。
    沢山上司に訴えたてたけど


    全部却下。 そりゃそう。
    売り上げが伴ってから言えよって。
    ホントに正論。
    お前に服は作れない。 ずっと言われてた。


    最後に勤めていた会社を辞めた理由はシンプルに挫折した。 
    自分の能力が他の人に比べて遥かに劣っていたから。


    それから、やりたい事もなくフラフラしていた。
    転職活動をしてみてもメーカーで働いていたちっぽけなプライドが邪魔をした。
    そこでも身の程を考えずに高望みする始末。


    チャンスがあれば、コネがあれば、お金さえあれば、、、 出来ない理由を見付けて言い訳してた。 全部口だけ。 生きてる実感も無かった。
    何していても楽しくなかった。


    前後の記憶が曖昧だけど。
    今日が人生最後の日だったら何をしようか?
    考えてたら たとえ最後の瞬間でも服を売ろうって思った。


    挫折したけど 僕はどーしてもファッションが
    好きだ。 
    それはファッションを仕事にしようと決めた日から何も変わらなかった。


    どうやれば出来るか? 
    考えて考えて辿り着いた結論は


    とりあえず やっちまえばいい!


    知らないと出来ない事はある。
    けどやりながら覚えればいいや。
    多分最初から完璧には出来ない。


    気づいたら引く程簡単な事でビックリした。


    スゲー開き直ってるかもしれない。
    けど自分が人より劣ってるは、よく分かってる
    なので優秀な人達と別経路を進めば良い。
    あとはスゲー頑張ろう。今度は口だけじゃなく。


    チャンスメイクは自分でする。
    人脈が無い所で勝負する。
    お金はメチャクチャ働けば良い。
    問題は解決。


    売る為の稚拙な戦略を立てながら
    個人でも発注できるか工場に片っ端から
    電話した。 出来ない事よりも、どうすれば出来るかだけに集中した。


    もう惨めでカッコ悪くてもいいやって 
    元々が大した人間じゃないんだから。
    世間体とか人に何を思われるか気にしてる
    余裕がない。


    卸し先は無いけどゼロから増やそう。
    店舗もホームページだけでいいや。
    むしろ それが効率が良いと思ったのと
    作った物を自分で売り切る勝負になると感じた


    どんなブランドなのか見た人に伝わる様に
    ホームページ用のスタイルを組む必要がある
    その時は思ったけどサンプルを作るお金もない。


    20型、30型とかでも自分からしたら
    途方もない金額。全然無理。
    ただ 出来る事を全力でやる。
    それだけ。


    イメージだけであれば服作る必要ないやって思い
    自分が着ている古着だけで10カットぐらい
    スタイリングをして2シーズン分撮った。


    最初はモデルも友達。
    写真を撮る人もカメラを持ってるってだけの
    理由でお願いした友達。
    技術は一切ない。


    初めの製品が上がったタイミングで販売開始。
    それが全然売れなかった。
    自分にひたすら嫌悪感を感じたし
    とにかく悔しかった。


    それが自分にとっては特別な体験になった。
    失敗を経験したら何が理由でダメだったか
    何もやる前よりも理解してる実感がある。


    もしかして この繰り返しが商売なのかと今は
    思ってる。
    そして今現在もファッションの仕事だけでは
    生活 出来ていない。


    それが僕の現実だ。
    その為に使ってしまったお金や
    在庫の金額とかは中々ヘビーだけど
    正直 屁とも思ってない。


    どうせ 途中下車しないので
    頑張って売れた時は超嬉しいし
    取り組んでいる最中 何してるより
    楽しい なんか生きてるって感じがする。


    先人の方々がやってない様な売り方。プロモーション。あまり着手してないマーケットに供給しないととは考えているけどアイデアは思いついてない。 バカだしオレ。


    やりながら考えます。


    これは何も持っていない無名の東洋人の奮闘の記だ。